6月4日に日生で「アマモ種取り体験」に参加しました。毎年漁協の好意でちぎれて海に漂っているアマモを回収したものを頂いていましたが、そのご縁で声をかけて頂けました。
まずは漁協の方からアマモについての簡単な説明。
日生漁協では以前から豊かな海の生態系を取り戻すためアマモの生育している”アマモ場”を再生する活動をしています。1950年頃は日生の海は豊かなアマモ場が広がっていましたが1980年頃にはほとんど姿を消してしまいました。
豊かな生態系を育んでいたアマモが消えていくことに危機感を抱いた日生漁協の漁師たちによって日本でも先駆的な取り組みとなるアマモ場の再生活動が始まり、今では見事にアマモ場が再生されつつあるそうです。
アマモ場再生活動の要であるアマモの種を集めるのが今回の目的、説明が終わると早速漁師さんの船に乗せてもらい牡蠣筏の近くなどに集まっているちぎれたアマモを集めていきます。熊手で集めたアマモは緑が綺麗で、よくみるとゴマみたいな小さな種が点々と並んで見えます。集めたアマモは外洋に流れていかないように袋に入れて牡蠣筏に吊るしておきます。今回集めたアマモの種は9月に日生の海に撒くそうです。
漁師さんの船に乗せて頂くこともめったにできないことで。天気も良く漁師の方も非常に丁寧な方で貴重な体験となりました。参加されていたお子さんも非常に楽しそうでみんな笑顔の体験会でした。
この後アマモも頂きましたのでまた鶴海なすの栽培に使わせて頂きます。
日生漁協はじめ関係者の方々にはお世話になりました。
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